- 2023/02/21 掲載
米ウォーバーグが初の人民元ファンド、4.39億ドル調達へ=関係筋
中国で元建てでの投資機会をうかがうプライベートエクイティ投資会社が増えており、同社も列に加わった格好だ。
関係筋によると、ウォーバーグは地方政府の関連団体や国家の支援を受けた金融機関など多くの投資家に接触している。
関係筋の1人は集めた資金を中国のヘルスケアと産業技術部門を中心に投資する計画と述べた。
元建てファンドなら現在のマクロ経済環境下で中国企業への投資と撤退が容易になると一部の投資家は指摘する。
ハミルトン・レーンのマネジングディレクター兼アジア投資部門共同責任者のミンチェン・シャー氏は「ドル相場の変動により中国企業が米国で上場できるかどうか不透明だ」との見方を示した。元建てファンドは「比較的独立して自立的」という。
また「特に半導体、ハイテク、国防などの分野に人民元建てファンドが投資することを中国企業は歓迎している」と語った。
ただ人民元での資金調達にはコストがかかり、ファンドマネジャーは米ドルファンドを扱うのとは異なる能力が必要とされると弁護士や投資家は述べている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR