- 2023/02/27 掲載
バフェット氏が株主に年次書簡、米経済とバークシャーへ楽観姿勢を堅持
バフェット氏は株主に対して、昨年の株式市場を痛めつけたインフレやその他の要素よりも、もっと長期的で大きな構図に注目するよう提言。さらに米国人として自ら疑心暗鬼になって動揺すべきではなく、これまで同社に恩恵をもたらしてきた米国のダイナミズムはこの先もずっと健在だろうと強調した。
書簡には「われわれは米国に吹く追い風を頼りにしている。それは時折やんでしまうが、常に再び出現してきた。米国に長期的に賭けないことが妥当だった時期はなかった。この書簡の読者が将来、別の経験をすることはまずないと思う」と記されている。
バークシャーがこの日発表した2022年の営業利益は過去最高の308億ドル。バフェット氏は、物価高騰や金利上昇、サプライチェーン(供給網)混乱といったさまざまな重圧を受けても多くの事業は持ちこたえ、同社にとっては「良い年」になったと総括した。
純損益は前年の898億ドルの黒字から228億ドルの赤字に転じた。アップルをはじめとする多くの保有株の評価額が下がったためだ。
ただバフェット氏は純損益について、毎年変動が大きく会計処理のルールに影響を受ける点を理由に、あまり重要視していない。
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