• 2023/02/27 掲載

ヘッジファンド、今年はマクロとクレジットが人気=機関投資家調査

ロイター

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[ニューヨーク 24日 ロイター] - 英銀大手バークレイズが24日公表した機関投資家のヘッジファンド投資計画に関する調査によると、今年はクレジットおよびグローバルマクロ系ファンドへの投資配分拡大を計画している投資家が多い。ただヘッジファンド全体への投資意欲は減退している。

バークレイズは年金や政府系ファンド(SWF)、保険会社、基金、財団、ファミリーオフィスなど、総額7兆5000億ドルを運用する世界の機関投資家302団体を対象に調査した。

このうち、世界中の幅広い資産に投資するグローバルマクロ系ファンドへの投資を増やしたいと答えた割合は28%だった。データ会社HFRによると、昨年は株式ヘッジファンドが10.2%値下がりした半面、マクロ系が9%上昇したため、今年は投資が増えるとみられる。

クレジット系ファンドへの投資配分が増えそうなのは新しい傾向だ。債務返済が滞っている企業の債券「ディストレスト債」への投資を増やしたいとの回答も34%に上った。

ヘッジファンド全般について、投資配分を拡大したいと答えた割合は19%と、昨年から約10%減った。年金、SWF、保険、基金、財団などの大手投資家はおおむねヘッジファンドへの投資配分を維持もしくは削減する計画なのに対し、プライベートバンクやファミリーオフィスなどでは投資拡大の余地があるとの回答が増えた。

ヘッジファンドへの投資意欲が薄い理由として、56%はポートフォリオのリバランスの必要性を挙げた。次に多かったのは運用成績の悪さを理由に挙げた投資家で、31%を占めた。

ヘッジファンドは昨年の運用成績がマイナス4.2%と振るわなかったが、SP500種総合株価指数の20%安に比べればアウトパフォーム。この結果、投資家のポートフォリオに占めるヘッジファンドの割合が増えて規定の上限を超え、一部投資家はリバランスのために投資配分を減らす必要が生じている。

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