- 2023/02/28 掲載
世界のリチウム供給減少へ、中国生産拠点の調査で
宜春市は24日、無許可で環境に悪影響を与える採掘などの犯罪行為を取り締まると発表した。
また、中国の第一財経は26日、中央政府が同部門を調査するため作業グループを派遣したと報じた。
宜春市政府は、調査中に生産業者が操業を継続できるかどうかを明確にしていないが、市内に拠点を置くリチウム企業2社は27日、採掘を停止したとロイターに明らかにした。
宜春のリチウム抽出能力は炭酸リチウム換算(LCE)で年間15万トン。
中信証券のアナリストは、同市での採掘が1カ月停止し、世界の供給から約1万3000トンLCEが取り除かれると想定。これは1カ月間の世界総供給量の約13%に相当するとしている。
ある生産業者は、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)終了後に採掘が再開される見込みだと述べた。全人代は3月5日に開幕し10日間以上続く可能性がある。
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