- 2023/02/28 掲載
欧州の高利回り社債、デフォルトリスク高まる=ドイツ銀
欧州の高利回り債セクターはBB+/BA1以下の格付けが付与されている発行体で構成されるが、不動産セクターの相次ぐ格下げを受け、ドイツ銀の高利回り債券指数に占めるB格付け以下の発行体の比率は現在38%と、10年ぶりの高水準に達している。
ただ、米国では類似の指数に占める同等格の発行体比率は51%に上る。
ドイツ銀は、最近のエネルギー価格下落や中国経済再開が欧州のセンチメント改善につながっているものの、タイムラグを伴った欧州中央銀行(ECB)の利上げ効果や、米国がリセッション(景気後退)に陥って欧州企業を圧迫するなどといった複数の逆風が依然として残っていると指摘する。
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