• 2023/02/28 掲載

食品値上げ、3400品超=勢い止まらず、菓子は最多―3月

時事通信社

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食品値上げの勢いが止まらない。帝国データバンクが28日発表した主要食品195社の集計によると、3月の食品値上げは3442品目に上り、前月に続き高水準となる。菓子は昨年1月以降で最多。生活に欠かせない品目の高騰で、消費者の生活は一段と厳しさを増している。

原材料価格の上昇などを背景に、メーカーが公表した今年の値上げは既に1万5000品目を超えた。2月は5528品目。4月は4892品目の見込みで、昨年は一度しかなかった3000品目以上の月が3カ月も続く。

帝国データの担当者は「1回の大幅値上げから、小幅に何度も引き上げるトレンドに変化しており、月ごとの品目数が多くなっている」と話す。

3月は、湖池屋の「ポテトチップス

のり塩」(60グラム)の価格が145円から151円に上がる。有楽製菓は、チョコレート菓子「ブラックサンダー」を1994年の発売以来初めて値上げ。1本33円から38円に引き上げる。

アイスは大手が一斉値上げ。「雪見だいふく

バニラ」「チョコモナカジャンボ」「明治

エッセル

スーパーカップ

超バニラ」がいずれも170円台に突入する。

調味料でも、ミツカンの「味ぽん」(600ミリリットル)が90年以来33年ぶりに値上がりする。

物価高が進み、消費者の購買力は低下。買い控えの動きが広がる中、賃上げによる消費回復に期待するしかない状況だ。

大企業では賃上げ表明が相次ぐ一方、従業者の7割が勤める中小企業は厳しい。城南信用金庫(東京)が1月に実施した企業調査によると、全体の7割超が「賃上げの予定はない」と回答した。小売りの業界団体幹部は「どこまで消費にお金が回ってくるのか、楽観できない」と心配する。

【時事通信社】

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