- 2023/03/01 掲載
英中銀、デジタル通貨導入巡り遅れ取っておらず=副総裁
今月始まったデジタルポンドに関する協議が当初予定されていた昨秋から数カ月遅れた理由に関して、何らかの意見の相違があったのかとの議員からの質問に対し、英中銀と財務省の間に意見の相違はなく、遅れたのは昨秋の「混乱」によるものだと説明。その上で「他の先進国に遅れを取っているとは思わない」とした。
英中銀は昨年9月、英政府の予算案を巡る不安から英国債価格が暴落したことを受け、市場介入に踏み切っていた。
カンリフ副総裁はデジタルポンド導入に関する質問に対し「導入しないよりは可能性が高い」と指摘。デジタルポンドは「経済や社会に大きな利益をもたらす可能性がある」とした一方、導入前に答えを見つけなければならない競争に関する問題がまだ残っているとした。
また、今後2─3年の技術、決済、経済の動向を見極め、デジタルポンドが技術的に実現可能かどうかを判断する必要があると言及。規制されたデジタル通貨と暗号資産(仮想通貨)とを混同しないようにデジタル通貨を人々に信頼させることが一つの課題とした。
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