- 2023/03/01 掲載
米銀利益、22年は5.8%減 経費増が圧迫=FDIC
米銀の利益は第4・四半期に4.6%減少したが、全体の利益の水準は新型コロナウイルス禍前の平均を上回った。
グルーエンバーグ総裁は「銀行業界の主要な指標は現時点で依然良好だ」とした一方で「銀行業界はインフレ、市場金利の上昇、地政学的な不透明感による著しい下方リスクに引き続き直面している」と述べた。
FDICは業界の利益低迷について、特に大手行で非金利支出や引当費用が膨らんだことが影響したと指摘した。
初期延滞や非流動債権、自動車ローンやクレジットカードローンの償却がいずれも小幅に増加するなど、信用の質に低下の兆候も見られた。
ただ、FDICが「問題行」と判断した銀行の数は39行で過去最少となり、業界が全体として健全であることを示唆した。
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