- 2023/03/01 掲載
当面は金融緩和を維持し、経済をサポートする必要=中川日銀委員
物価の基調を把握するため、日銀は総務省発表のCPIをもとに、ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」などの指標を毎月、算出・公表している。それによると、1月の刈込平均値はプラス3.1%、品目別分布で最も頻度の多い上昇率である「最頻値」はプラス1.6%となった。
中川委員は「価格転嫁は幅広い品目に広がりつつも、一部の品目により全体の価格上昇率が大きく押し上げられている」と指摘。輸入物価の上昇が落ち着くなかで、エネルギーなど消費者物価の上昇を牽引してきた品目の寄与は、先行きはっきりと小さくなる見通しだと述べた。
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