- 2023/03/01 掲載
国債市場介入プログラム、当局は透明性確保すべき=NY連銀論文
論文の中で「公的部門市場機能買入プログラムは、明確な意図、買い入れの開始・終了・緩和のはっきりした基準、対応する買い入れとその目的のはっきりした開示によって、透明性を確保すべき」と記載。最近の歴史では、主要な政府借り入れ市場が公的介入を必要とする深刻なストレス期を経験したと付け加えている。
安定性リスクが継続する中、政府当局は市場が機能し続けるよう、再び介入しなければならないかもしれない。しかし、誰がどのように介入するかが問題だとしている。
スタンフォード大学のダレル・ダフィーとNY連銀市場グループの政策・市場監視アドバイザーであるフランク・キーンの両氏が執筆したこの論文は、米国国債市場の機能性に対する懸念が続く中、主要国が直面している問題を検討。当局がどのように介入するかを明確にする上で、財務省のような組織が役割を果たすと見ている。
その上で「市場機能買入プログラムは、十分な透明性があれば、将来の市場機能不全の可能性と深刻さが国債発行時に織り込まれるため、政府の財政赤字を支える納税者のコストも低下させる」と記している。
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