- 2023/03/01 掲載
ムーディーズ、パキスタン2段階格下げ デフォルトリスク指摘
パキスタンは現在、10億ドル規模の融資獲得に向けIMFと交渉中。これは2019年に承認された65億ドルの救済パッケージの一部だが、政策上の問題を理由に昨年末から融資実行が保留になっている。
ムーディーズは、IMFからの融資が実行されれば当面のニーズをカバーするのに役立つかもしれないとしつつ、「弱いガバナンスと社会的リスクの高まりは、パキスタンが融資確保に必要な一連の政策を継続的に実施する能力を阻害する可能性がある」などと警告した。
パキスタンは、IMF融資の獲得に向けて、増税のほか、補助金の廃止、為替レートの人為的な抑制の撤廃といった措置を実施してきた。
ムーディーズはまた、23年6月に終了予定の現在のIMFプログラムの期間を超える分のパキスタンの「大規模な対外支払いニーズ」について、資金調達手段の見通しが非常に不透明になっていると指摘した。
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