- 2023/03/01 掲載
午後3時のドルは136円前半で底堅い、アジア株高で円じり安
この日、動きが目立ったのは豪ドル。豪の1月消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、91円後半から前半へ一時急落したが、その後中国で発表された2月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ると、押し目買いが一気に集まり91円後半へ急反発。豪CPI発表前の水準を上抜け、午後には92円前半へ一段高となった。
午後にかけて中国株が上げ幅を拡大すると、円は次第に上値の重さが目立ち始め、NZドルは84円前半から後半へ、ユーロも143円後半から144円前半へじり高となった。
円と同時にドルも弱含みとなり、対他通貨での売りがぶつかり合う形となったドル/円は136円前半で売買が交錯した。
日銀正副総裁候補の所信聴取を終え、市場に漂っていた日銀の早期政策修正に対する期待感が後退してきたことも、ドル/円の値動きが鈍る一因になったとの見方も出ていた。ただ、「聴取で副作用が指摘されたイールドカーブ・コントロール(YCC)は、一段の調整があり得る」(外銀)との声もあり、思惑は依然くすぶっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.41/43 1.0590/94 144.46/50
午前9時現在 136.33/35 1.0575/79 144.19/23
NY午後5時 136.20/24 1.0576/80 144.05/09
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