• 2023/03/01 掲載

ECB大幅利上げ継続の可能性、量的引き締め加速も=独連銀総裁

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[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は1日、ECBは3月以降も大幅な利上げが必要になる可能性があると指摘、7月から量的引き締めを加速し、根強いインフレを抑制すべきだと述べた。

ECBは3月に大幅利上げを実施する意向を示しているが、一部の当局者はインフレ鈍化を受けて、3月以降は慎重に行動すべきと主張している。

ナーゲル氏は講演で、こうした主張に反論。最近のエネルギー価格下落は短期的にはインフレ抑制に寄与する可能性があるが、中期的には影響せず、インフレ率が目標の2%を上回り続けるリスクがあると述べた。

「公表済みの3月の金利措置は最後の措置にはならない。追加の大幅な金利措置がその後も必要になる可能性さえある」との認識を示した。

市場は3月以降に100ベーシスポイント(bp)の追加利上げがあるとの見方を織り込んでいる。

同氏は、政策金利がピークに達した後はインフレ率が2%に戻ると確信できるまで高水準に据え置く必要があるとし、「その点は基調インフレ率にも反映される必要がある。そうなるまで利下げの見込みはない」と述べた。

ECBは1日から資産買い入れプログラム(APP)の保有残高削減を開始したが、同氏は削減ペースを7月から加速すべきだとも主張。現在の月間150億ユーロの削減ペースでは残高の大幅な削減に時間がかかりすぎるとの見方を示した。

今年のドイツのインフレ率が平均6─7%になる可能性があり、総合インフレ率と基調インフレ率の双方が2024年と25年も目標の2%を「大幅に」上回り続けるリスクがあるとも語った。

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