- 2023/03/02 掲載
ロシア、自国の輸出が配慮される場合のみ黒海穀物輸出延長に同意
昨年7月に国連とトルコの仲介で成立した穀物輸出合意は3月18日に期限となり、全ての当事者が合意しない限り延長することはできない。ロシアは従来からこの合意に対する不満を表明している。
ロシアの農産物輸出は西側諸国の制裁の直接的な対象にはなっていないが、ロシア側は決済や物流、保険に対する規制が、ロシア産の穀物や肥料の輸出において「障壁」になっていると指摘している。
ロシア外務省はこの日、G20外相会合に出席するためインドを訪問中のラブロフ外相がトルコ側と会談し、延長見通しについて議論したと発表。「ロシアは、世界市場への自由なアクセスにおいてロシアの農業および肥料生産者の利益が考慮される場合にのみ、穀物輸出合意の継続が可能だと強調した」とした。
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