- 2023/03/02 掲載
米百貨店コールズ、赤字からの事業立て直しに時間必要=CEO
昨年来の家賃・食費高騰に見舞われる消費者が生活必需品以外の商品への支出を控える中、小売業者はカジュアル衣料の過剰在庫を解消するため、大幅な値引きや販売促進策を打ち出している。
第4・四半期のコールズは値引きにより粗利益率が10ポイント以上低下して23%となり、予想外の赤字となった。
キングスベリー氏によると、安定した収益を上げるため、作業着など需要のあるカテゴリーに焦点を当てた品ぞろえに変更するなどの措置を展開。また、全般的な販促への依存度を下げ、新たな価格戦略をテストする。
同社は2023年度の1株利益を2.10─2.70ドルと予測。市場予想は3.20ドルとなっている。
CFRAのアナリスト、ザカリー・ウォーリング氏は「百貨店やモール型事業者の収益成長が見込めないため、このマクロ環境下での利益率改善はコスト削減が全てだ」と話す。
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