2月カナダ製造業ＰＭＩ、7カ月ぶり高水準　　需要改善

［トロント　１日　ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルが１日発表した２月のカナダ製造業購買担当者景況感指数（ＰＭＩ）は季節調整済みで５２．４と、前月の５１．０から上昇し、昨年７月以来最高となった。

製造業ＰＭＩは、８─１２月の５カ月連続で拡大と縮小の分かれ目となる５０を下回った後、１月に５０を超えていた。

Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ポール・スミス氏は文書で「カナダ製造業の現状に関する２月の数字は、比較的前向きとなった。市場の需要がより堅調となり、生産や新規受注を中心に広範囲で伸びが改善した」と分析。「インフレ鈍化も需要の支援材料と考えられている」と指摘した。

生産指数は５２．２と１月の５１．０から上昇し、昨年５月以来最高水準。

新規受注指数も１月５３．３となり、同じく昨年５月以来最高の水準に上昇した。

一方、新規輸出受注指数は９カ月連続で低下した。

投入価格指数は２０２０年７月以来最低の５７．９に低下した。