- 2023/03/02 掲載
米長期金利、一時4%台=さらなる利上げ観測強まる
【ニューヨーク時事】1日の米債券市場では、長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時4%を突破し、昨年11月以来約4カ月ぶりの高水準となった。根強いインフレ圧力を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの観測が広がった。利上げ幅が再び0.5%に広がるとの見方も出ている。
政策金利に連動しやすい2年債利回りは一時、4.90%を付け、2007年7月以来15年8カ月ぶりの水準に上昇した。
今年2月以降、労働市場の逼迫(ひっぱく)や物価高止まりを示す米経済指標が相次いだのを受け、インフレ抑制のため「さらなる利上げが必要になる可能性がある」(日系証券)との見方が台頭。FRB高官からも、政策金利をより高水準に引き上げる必要性を訴える声が出ている。
【時事通信社】
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