米テスラのマスク氏、ＡＩに「ストレス感じる」　規制必要と指摘

[デトロイト １日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は、１日の投資家向けのイベントで、人工知能（ＡＩ）について「ストレスを感じる」「規制が必要」と述べるなど、懐疑的な見方を示した。

今回のイベントでは、ヒト型ロボット「オプティマス」など、ＡＩに関するテスラの取り組みを紹介。幹部らは、テスラがＡＩを使い自動運転技術を高める訓練をしていることなどを詳しく説明した。

一方、ＡＩはテスラの自動車製造に役立つのかと問われると、マスク氏は「ＡＩがすぐに自動車作りに役立つとは思えない」と回答した。

マスク氏は昨年１２月、米新興企業オープンＡＩの自動応答ソフト（チャットボット）「チャットＧＰＴ」について、「怖いほど優秀だ。危険なほど強力なＡＩから遠く離れていない」などツイートしている。

今回も「ＡＩには懸念を抱いている」とし、「ＡＩ開発を監督する規制当局のようなものが必要だ」と強調。「かなり危険な技術であり、公益のために運用されていることを確認しなければならない」と述べた。

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