- 2023/03/02 掲載
米FRBの政策金利は「適切水準」上回る、タカ派姿勢映す
7つの異なるルールを適用して算出する第1・四半期のフェデラルファンド(FF)金利の中央値は4.38%で、現行のFF金利の誘導目標である4.50─4.75%を下回った。ただ、特定のシナリオ下ではこの水準が7.7%に切り上がる可能性もあるという。
来年第1・四半期の適切な水準は4.31%との算出結果が示された。
金融政策ルールは、インフレや潜在成長力などに関連する要因に基づき適切な金利水準などを割り出すもので、その多くがテイラー・ルールを土台にしている。
FRB高官はかねてから、ルールには注意を払うが機械的に適用することはせず、当局者の判断力が重要であると述べてきた。ルールで適切とされる政策と実際の政策とのかい離は、今後さらに広がる可能性が高い。
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