- 2023/03/02 掲載
午後3時のドルは堅調136円半ば、米2年金利16年ぶり5%乗せ目前
東京市場のドルはじり高。アジア市場の取引で米10年債利回りが3.99%付近から4.02%付近へ上昇し、昨年11月10日以来およそ4カ月ぶりの高水準を付けたことで、ドルも朝方の安値136.03円から上値を切り上げる展開となった。
市場で話題となったのは、前日発表の米供給管理協会(ISM)の2月製造業総合指数(NMI)。指数そのものは市場予想を小幅に下回るさえない結果だったが、投入価格指数が51.3と前月の44.5から急上昇し、分岐点となる50を5カ月ぶりに上回ったことが関心を集めた。
インフレの高止まりを示唆する内容を受けて、米債券市場では2年債利回りも大きく上昇。アジア市場でもその流れは変わらず、一時4.93%台と2007年7月以来約16年ぶり高水準へ到達した。
市場では「日銀正副総裁候補の所信聴取で、早期の政策修正観測はやや後退したとの受け止めが多いようだ。円高リスクが減れば、ドル/円はこれまで以上に米金利に追随しやすくなる」(外銀)との指摘が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.62/64 1.0639/43 145.37/41
午前9時現在 136.18/20 1.0667/71 145.27/31
NY午後5時 136.16/21 1.0665/69 145.29/33
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