- 2023/03/03 掲載
伊HICP速報値、2月は前年比+9.9% 予想下回る
前年比では1月の10.7%から減速したが、ロイターが13人のアナリストに実施した調査による予想中央値の9.4%は上回った。
エネルギー価格下落が鈍化の要因となった。
生鮮食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は前年比7.1%上昇と前月の6.6%から伸びが加速した。
イタリアはエネルギーを輸入に大きく依存しており、国際ガス価格上昇に伴い他のユーロ圏諸国よりインフレ加速ペースが速くなっている。
ウニクレディトのイタリア担当チーフエコノミストは、ガス価格が下落してきているためイタリアのインフレ率は大半のユーロ圏諸国より大幅に緩和すると予想。イタリア国家統計局(ISTAT)の統計でも2月のエネルギー価格上昇率が前年比28.2%と1月の同42.8%から縮小するなど、価格下落が示されていると指摘した。
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