ユニバーサル・ミュージック、第4四半期は増収増益　配信好調

［２日　ロイター］ - 大手音楽会社ユニバーサル・ミュージック・グループ（ＵＭＧ）が２日発表した第４・四半期決算は、調整後ＥＢＩＴＤＡ（利払い・税・償却前利益）が前年同期の５億６８００万ユーロから６億２０００万ユーロに増えた。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は６億２１２５万ユーロだった。

売上高は前年同期比１６．７％増の２９億４０００万ユーロで、アナリスト予想の２８億７０００万ユーロを上回った。音楽配信の売上高は同１３．３％増となり、初めて節目の１０億ユーロ（１０億６０００万ドル）を突破した。

ＵＭＧのレコード音楽の売上高全体の半分以上を占めるサブスクリプションとストリーミングの売上高は、前年同期比１８．５％増の１４億４０００ユーロだった。

ルシアン・グレインジュ会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）はストリーミングの持続可能な成長とアーティストとファンをつなぐストリーミング技術が持つ能力を称賛しつつも、新たな経済モデルを提唱した。

同氏は、ストリーミングは多くのアーティストの重要な貢献および多くのファンのエンゲージメントを過小評価する形で進化していると指摘し、同社はストリーミングの成長継続とアーティストへの公正な報酬を確保するための新たなモデル構築に向け、提携先と協力していると述べた。