- 2023/03/03 掲載
米国株式市場=上昇、アトランタ連銀総裁が利上げ幅0.25%支持
ボスティック総裁は2日、FRBによる利上げの影響が本格的に発現するのは今春以降となる可能性があるとし、この点が当面は0.25%ポイントの「緩やかな」利上げを行う根拠になるとの認識を示した。
この日発表された指標は、新規失業保険週間申請件数が減少して労働市場の強さを改めて示したほか、2022年第4・四半期の労働コストの伸び率が上方改定された。これを受け、10年債利回りは一時4.091%まで上昇し、4カ月ぶりの高水準を付けていた。
2年債利回りも一時、4.944%と15年ぶりの高水準を更新していた。
スパウティング・ロック・アセット・マネジメントのチーフストラテジスト、リース・ウィリアムズ氏は「FRBは金融政策にタイムラグがあることを承知している。最初の利上げの効果がようやく見え始めたところだ」と指摘した。
S&P総合500種は一時、主要支持線の200日移動平均線(約3940ポイント)を1月25日以降初めて下回っていた。
顧客管理ソフト大手のセールスフォースは11.50%急伸し、20年8月以来の大幅な上昇率を記録。第1・四半期(2─4月)の売上高見通しが市場予想を上回ったほか、自社株買いの規模を200億ドルに引き上げたことが好感された。
電気自動車(EV)大手テスラは5.85%下落。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)らは1日、投資家向け説明会で4時間に及ぶプレゼンテーションを行ったものの、期待されていた低価格モデルの投入計画は明らかにされなかった。
百貨店大手メーシーズは11.11%上昇。通年の利益見通しが市場予想を上回った。
暗号資産(仮想通貨)関連企業を中心に取引する銀行持ち株会社のシルバーゲート・キャピタルは57.72%急落。年次報告書の提出を延期し、ゴーイングコンサーン(継続企業)として運営する能力を評価していると表明したことを受けた。
米取引所の合算出来高は111億5000万株。直近20営業日の平均は114億6000万株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.19対1の比率で上回った。ナスダックでも1.10対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33003.57 +341.73 +1.05 32780.97 33083.45 32665.85
前営業日終値 32661.84
ナスダック総合 11462.98 +83.50 +0.73 11273.77 11487.59 11273.61
前営業日終値 11379.48
S&P総合500種 3981.35 +29.96 +0.76 3938.68 3990.84 3928.16
前営業日終値 3951.39
ダウ輸送株20種 15040.66 +275.15 +1.86
ダウ公共株15種 902.76 +12.07 +1.36
フィラデルフィア半導体 2984.11 +28.28 +0.96
VIX指数 19.59 -0.99 -4.81
S&P一般消費財 1111.95 -3.54 -0.32
S&P素材 524.56 +6.24 +1.20
S&P工業 865.34 +10.26 +1.20
S&P主要消費財 755.09 +9.06 +1.21
S&P金融 587.65 -3.12 -0.53
S&P不動産 239.08 +2.88 +1.22
S&Pエネルギー 655.85 +5.48 +0.84
S&Pヘルスケア 1486.04 +8.55 +0.58
S&P通信サービス 174.36 +1.89 +1.10
S&P情報技術 2390.70 +29.83 +1.26
S&P公益事業 329.05 +5.89 +1.82
NYSE出来高 9.65億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27705 + 185 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27705 + 185 大阪比
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