米テスラ、メキシコ工場で来年にも生産開始＝地元州知事

［メキシコ市　６日　ロイター］ - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラがメキシコ北部ヌエボレオン州で計画している新工場について、同州のサムエル・ガルシア知事は６日、建設許可が近く下りる見通しで、来年生産を開始する可能性があるとの見方を示した。

知事はインタビューで「テスラは最終許可が下りるのを待っている。許可が出れば、願わくば今月に建設を開始できる」と説明。「来年には最初の自動車が生産されるだろう」とした。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は１日、メキシコに新工場「ギガファクトリー」を建設し、「次世代車」を生産する計画を発表した。

メキシコ当局者らは、投資額５０億ドルの新工場が世界最大のＥＶ工場になると述べてきた。

ガルシア知事は、同工場で将来的に半導体や電池などの部品を生産する可能性もあるとし、「そのために広大な土地を購入したのだろう」と語った。