中国、海外送金に関する政策に変更ない＝外為当局

[北京 ６日 ロイター] - 中国国家外為管理局（ＳＡＦＥ）は６日、海外への資金送金に関する政策に変更はないとし、商業銀行の国境を超えたサービスを引き続き向上させていくと表明した。

ＳＡＦＥを巡っては、著名投資家マーク・モビアス氏が中国の資本規制により同国から資金を国外に送金できないと指摘。週末に中国のソーシャルメディアサイトで情報が広がった。

ＳＡＦＥはロイターの質問に答える形でコメントし、「個人送金は銀行の基本的なプロセスであり、内部統制の要件である」と説明。商業銀行が国境を越えた金融サービスを最適化し、サービスレベルを向上させるよう指導していくとした。

モビアス氏は資産運用会社フランクリン・テンプルトン・インベストメンツで３０年にわたり新興市場への投資を担当し、中国に対する強気の見方で知られている。ただ、現在は中国投資に「非常に慎重になっている」と述べている。