米雇用削減、1─2月は18万人超　09年以降で最多に

[９日 ロイター] - 国際的な再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは９日、米国に拠点を置く企業が１─２月に公表した雇用削減は１８万人超と２００９年以降で最多になったと発表した。ハイテク部門の雇用削減が３分の１以上を占めたという。

米企業が２月に発表した雇用削減は７万７７７０件と前年同月の１万５２４５人から５倍超に膨らんだ。

チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス上席副社長のアンドリュー・チャレンジャー氏は「現在、テクノロジー業界での雇用削減が圧倒的に多い。個人消費が経済状況と一致しているため、小売業や金融業でも雇用削減が見られる」と述べた。

資産運用会社アライアンス・バーンスタインの最高投資責任者（ＣＩＯ）、ジェームズ・ティアニー氏は、マイクロソフトやアルファベット、ペイパルなどのハイテク企業の「多くが発表している雇用削減は投資家にとって歓迎すべきものだ」と述べた。

２月の雇用計画は２万８８３０人。前年同月の２１万５１２７人から８７％減少した。