米金利先物、緩やかな金利の道筋を予想　2月雇用統計で失業率上昇

[１０日 ロイター] - 米労働省が１０日に発表した２月の雇用統計で失業率が３．６％に上昇したことを受け、短期金融市場では米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のターミナルレート（政策金利の最終到達点）予想が低下した。

雇用統計の発表を受けフェデラル・ファンド（ＦＦ）金利先物は、今月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で０．５０％ポイントの利上げが決定される確率が五分五分であることを示す水準。発表前は５０％以上だった。

ＦＲＢが５．５％を超える水準まで金利を引き上げるとの予想も後退した。ＦＲＢの現在のＦＦ金利誘導目標は４．２５─４．５％。