- 2023/03/20 掲載
米シグネチャー銀の一部資産買収=NYの地銀、最大400億円で
【ニューヨーク時事】米連邦預金保険公社(FDIC)は19日、米ニューヨーク州の地方銀行が、経営破綻した米シグネチャー銀行の一部の資産と預金を買収することで合意したと発表した。シグネチャー銀の資産を引き継いだFDICに最大3億ドル(約400億円)相当を支払う。
買収するのは、ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ傘下のフラッグスター銀行。シグネチャー銀の融資債権など資産384億ドルを買い取り、40店舗の運営を引き継ぐ。ただ、デジタル・バンキング部門の預金約40億ドルは買収の対象外という。
FDICに残る約600億ドルの融資債権は、別途処理する。シグネチャー銀破綻により預金保険基金に生じるコストは25億ドルの見込み。
一方、ロイター通信によると、FDICは、破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)について、事業を分割した上で売却する方針だ。一括での売却を模索したが、入札が不調に終わったという。関係者の話として伝えた。
【時事通信社】 〔写真説明〕米連邦預金保険公社(FDIC)本部=ワシントン(EPA時事)
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