- 2025/07/15 掲載
インフレは高止まり、利下げ急がず─米クリーブランド連銀総裁=報道
[14日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は14日、税が物価上昇圧力にどう影響するか不透明な状況が続く中、インフレ率が依然として高すぎることから、すぐに金利を引き下げる差し迫った必要性はないと発言した。フォックス・ビジネスのインタビューで語った。
ハマック氏は「中立金利にかなり近づいており、経済は耐性があり、非常にうまく機能していると考えている。労働市場で大幅な悪化が見られない限り、(金利を)実際に引き下げる必要はないとみている」と述べた。
7月29─30日に予定されている次回米連邦公開市場委員会(FOMC)については「私は全ての会合に予断を持たず臨み、データやその場の議論がわれわれをどこに導くのかを見守っている」と語った。
その上で「現状から判断すると、雇用面の目標は達成しつつあるものの、インフレ面ではまだ達成できていない」とも指摘。インフレ率が依然として高水準にあることから、「目標の2%まで確実に引き下げるために、金融政策の引き締め姿勢を維持することが重要だと考えている」と述べた。
ここ数週間発言した米連邦準備理事会(FRB)当局者の大半は、次回FOMCで現行の政策維持という考えに賛同しているようだ。
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