• 2023/03/22 掲載

米銀ファースト・リパブリック、資本増強探る 事業縮小なども視野

ロイター

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[21日 ロイター] - 経営不安に陥っている米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクは、資本増強を巡る交渉が頓挫した場合に備えて事業縮小の選択肢を模索している。関係筋が明らかにした。一方、大手行の首脳は21日から2日間の日程でワシントンで会合を始めた。

関係筋によると、ファースト・リパブリックは資金調達とコスト削減のために、融資債権の一部売却を含めてどのように事業を切り売りできるか検討している。

プライベートエクイティー(PE)企業などへの融資債権売却が検討中の選択肢に含まれているという。身売りに動く可能性もなおあるが、同行は現在、資本増強に力点を置いていると関係筋は語った。

また、大手行の首脳はワシントンで業界団体「金融サービスフォーラム」の四半期ごとの会合を開催。ファースト・リパブリックを巡り協議するとみられている。

会合にはJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)やバンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOらの参加が予定されている。

ファースト・リパブリックの株価は21日に一時60%急騰。その後は上げ幅を縮めて29.5%高で引けた。

ただ、直近の上昇分を踏まえても過去2週間で80%余り値下がりしており、時価総額は30億ドルと、2月上旬時点の270億ドルを大幅に下回っている。

大手行は今後24時間以内にファースト・リパブリックにどのような措置が必要かについて詳細を詰めることを目指しているという。金融サービスフォーラム加盟の8行を含む11行は先週、ファースト・リパブリックに合計300億ドルの預金を預け入れると発表している。

イエレン米財務長官は全米銀行協会向けの講演原稿で、米国の銀行システムは、規制当局の強力な措置により安定しつつあるものの、中小行が預金の大量流出に見舞われた場合は、預金者保護に向けた一段の措置が正当化されるとの認識を示した。

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