- 2023/03/22 掲載
欧州の資産運用団体、EU清算機関の利用強制に反対
ユーロのデリバティブ取引でロンドンではなくEUの清算機関の利用を強制した場合、競争が減り、市場が分断され、コストが増加すると主張している。
欧州委は、ロンドンへの過度な依存を減らすため、資産運用会社と銀行に対し、EU域内の清算機関に「アクティブ口座」を開設し、ロンドンでの清算の一部をEU域内に移すことを求める法案を提案している。
EFAMAはこれについて、効率的な清算市場という目標を損ない、清算機関の自由な選択ができなくなると主張。「強制的な移転政策に反対する。最終投資家のコストという点で悪影響が出る」と表明した。
EUは英国の清算機関がEUの顧客に2025年6月までサービスを提供することを認めている。ただ、その後も何らかの形で利用が継続される可能性が高い。
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