コスモエネＨＤが新中計、総還元性向の目標60％以上に

［東京　２３日　ロイター］ - コスモエネルギーホールディングスは２３日、総還元性向の目標を期間累計で６０％以上（在庫影響を除く）とする２０２５年度までの中計経営計画を発表した。財務健全性が目標に達した場合は原則として追加還元を実施する。２００円を下限に安定配当を実施する方針。

２５年度のネットの負債資本倍率は１．０倍を目標とし、自己資本は６０００億円以上を掲げた。資本効率では自己資本利益率（ＲＯＥ）１０％以上、投下資本利益率（ＲＯＩＣ）６％以上を目指す。

同社は株主還元、財務健全性、資本効率の「三位一体」の実行により、企業価値の最大化を目指すとしている。

コスモエネＨＤ株の買い増しを進めていた旧村上ファンド系の投資会社は、中計の内容をみて今後の対応方針を決める姿勢を示していた。