- 2023/03/24 掲載
米FRB資金供給制度の利用高水準続く、金融システム不安で
23日に発表されたFRBのデータによると、連銀窓口貸出(ディスカウント・ウインドウ)の利用額は22日までの1週間で1102億ドルとなった。15日までの週に記録した過去最高の1529億ドルからは減少したものの、依然として高水準が続いている。
一方、FRBが新設した銀行ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)の利用額は537億ドルに急増した。先週時点では119億ドルだった。
BTFPは米国債や住宅ローン担保証券(MBS)など適格担保を額面で評価して最長1年の貸し出しを行う制度。FRB利上げによって時価が減額しても、銀行がFRBから借りられる金額が減ることはない。
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