- 2023/03/24 掲載
中銀によるインフレ抑制、以前に比べ困難に=英中銀マン委員
ピーターソン国際経済研究所主催のイベントで、1990年代後半から2020年まで低金利・低インフレ期間である「グレート・モデレーション(大いなる安定期)」は終焉を迎えたようだと指摘。代わりに足元では為替レートとインフレ事態のボラティリティーが高まっているほか、企業が様々なコスト圧力にどれだけさらされているかによって商品やサービスのあらゆる種類の価格の変動がより大きくなっているとし、「中銀として対応がより困難な全く異なる体制に突入しているかも知れない」と語った。
また、中銀のインフレ目標の主な利点の1つはインフレ要因について政策当局者に明確に説明させることだと言及。最近のインフレ急上昇をうまく説明できる中銀はインフレを抑制できる可能性が高いとした一方、その説明は「過去20年間に比べ難しくなっている」とし、企業による価格設定の詳細を調べることが生産的な視点になる可能性が高いとした。
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