独総合ＰＭＩ、3月速報52.6に上昇　サービス業が好調

［ベルリン　２４日　ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルが２４日発表したドイツの３月の総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は５２．６で、前月改定値の５０．７から上昇した。

市場予想の５１．０を上回った。製造業が縮小したが、サービス業が好調だった。

２カ月連続で好不況の分かれ目となる５０を上回った。１月は８カ月ぶりに５０を上回っていた。

Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・アソシエイトディレクター、フィル・スミス氏は「サービス業が３月の成長に全面的に寄与した」とした上で「製造業の価格決定力が低下する中（サービス業が）インフレ圧力の主因になりつつある」と述べた。

３月のサービス部門ＰＭＩ速報値は５３．９と、３カ月連続で５０を上回った。２月改定値は５０．９だった。

３月の製造業ＰＭＩ速報値は４４．４。９カ月連続で５０を下回っている。２月改定値は４６．３だった。

スミス氏は「製造業は現在勢いに欠ける。顧客が慎重になり、余剰在庫が発生する中、新規受注の減少が続いている。意外ではないが、製造業の成長への期待度は依然低い」との見方を示した。