スウェーデン、インフレ高止まりで追加利上げへ＝中銀総裁

[ストックホルム ２６日 ロイター] - スウェーデン中央銀行のテデーン総裁は２６日、テレビ番組のインタビューで、インフレ圧力を過小評価していた可能性があり、４月に追加利上げを行うという見通しに変わりはないと述べた。

中銀は１年前からの利上げで政策金利を０％から３％に引き上げた。ただ、足元のインフレ率は９．４％と目標の２％を大きく上回る。

２月には５０ベーシスポイント（ｂｐ）の利上げを実施し、４月も２５ｂｐもしくは５０ｂｐの追加利上げを行うと示唆している。

一部のエコノミストは、利上げによる国内経済への影響を懸念し、金融危機を引き起こす恐れもあるとして利上げの中断を求めている。

総裁は、４月に２５ｂｐか５０ｂｐの利上げを行うというメーンシナリオに変わりはないとし、２月の金融政策決定以降、インフレ状況は予想よりも悪化していると説明した。