• 2023/03/29 掲載

FRB副議長、SVBリスク管理体制「ひどい」 2月に問題認識

ロイター

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[ワシントン 28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融監督担当)は28日、上院銀行委員会の公聴会で証言し、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)に対するFRBの監督を巡り、内部審査に加え外部の独立した審査を行うことが適切と確信しており、歓迎すると語った。

バー氏はさらに、SVBの金利リスクモデルは「現実と全く整合しておらず」、最高リスク責任者の不在は「ひどい」リスク管理体制だったことを示していると述べた。

SVBの破綻を巡り、バー氏には議員らから厳しい質問が浴びせられた。議員らは破綻銀行の経営管理が誤っていたことには同意したが、共和党議員からは当局がもっと早く問題を発見し対処すべきだったと批判の声が上がっている。

バー氏は、SVBの金利リスクに関連する問題を初めて認識したのは、同行が破綻する数週間前の2月中旬だったと明らかにした。

同委員会の共和党トップであるティム・スコット上院議員は「警告サインは赤く点滅していたはずだ。規制当局としての任務が果たせないのであれば、議会に対し真顔でさらなる権限拡大を要求できるわけがない」と述べ、規制当局の権限拡大に疑問を呈した。

当局は、2行破綻を受けて規則や手続きを見直すとしながらも、全体的な金融システムは健全だとしている。

委員会の冒頭発言で、FRBと連邦預金保険公社(FDIC)からの出席者は、国民の預金は安全に確保されていると強調。その上で、破綻に至った原因や、今後の破綻防止に向け規制を変更する必要があるのかを検討しているとした。

また、バー氏とFDICのマーティン・グルーエンバーグ総裁は、SVBと同種の企業に対してより厳しい規則の適用を検討していることを明らかにした。

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