- 2023/03/30 掲載
投機的等級企業のデフォルト率、年末までに前年比2倍に=S&P
S&Pのアナリストは「われわれの想定通りに失業率が上昇し、裁量的支出が減少した場合、『CCC』から『C』カテゴリーの借り手の約半数を占める消費者依存セクターが最も影響を受ける」と指摘する。
「Bマイナス」以下の投機的等級企業の1月1日時点の変動金利債務は約5700億ドルだった。変動金利債務が最も集中しているのは、ハイテクやヘルスケア、メディア・娯楽などの投機的格付け企業。
変動金利債務は米政策金利に連動するため、固定金利より借り手の流動性に大きな負担がかかる。
S&Pのアナリストは、米連邦準備理事会(FRB)は年内あと1度だけ25ベーシスポイント(bp)の利上げを行い、24年上期まで金利を引き下げることはないと予想している。
中小の投機的等級企業は、借り入れコストの上昇に加え、より好ましい条件での借り換えで大きなリスクに直面すると予想されている。
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