- 2023/03/30 掲載
米J&J、RSウイルスワクチンの後期試験打ち切りへ
同社は2021年に60歳以上の被験者2万7000人強が参加する世界規模の試験を開始。米国、英国、カナダ、オーストラリア、チリ、ブラジル、中国などの約300カ所で試験が進められてきた。試験の詳細は明らかにしなかった。
現時点で承認された中高年向けのRSVワクチンは存在しないが、米製薬大手ファイザーと英同業グラクソ・スミスクライン(GSK)がそれぞれ開発するRSVワクチンは米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が承認を推奨しており、米国での承認に1歩近づいた。FDAは両ワクチンの承認の是非を5月までに決定する見通し。
政府データによると、米国ではRSV感染症で毎年65歳以上の約1万4000人が死亡している。
アナリストらはRSVワクチン市場の規模を50億ドル強と推定しており、2030年までに100億ドルを上回ると予測している。
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