- 2023/03/31 掲載
米政権、議会承認なく実施可能な中堅銀行規制強化策を提示
ホワイトハウス高官は「これらは全て現行法の下で実行可能な措置であり、議会の承認を得る必要はない」と述べた。
米では、シリコンバレー銀行(SVB)など中堅銀行の破綻を受け、18年のトランプ前政権下で実現した金融規制改革法(ドッド・フランク法)の改正が批判の的になっている。この改正では、より厳しい監視の対象となる金融機関の条件が総資産500億ドル以上から2500億ドル以上に緩和された。SVBの昨年末の資産規模は2090億ドルだった。
米連邦準備理事会(FRB)や他の銀行規制当局は、特に資産1000億─2500億ドルの金融機関に対する規制強化をすでに検討していることを示唆している。
エリザベス・ウォーレン上院議員ら複数の民主党議員は、18年の法改正を完全に撤回するよう求めている。しかしアナリストによると、議会の勢力図からみて撤回が実現する見込みは低いという。
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