- 2023/04/03 掲載
英HSBCの香港株主総会、アジア事業分離・増配提案に注目
個人投資家数百人が出席し、HSBC側はマーク・タッカー会長とノエル・クイン最高経営責任者(CEO)が参加する。5月5日に英国で開催される年次総会に先立ち開催され、2022年の業績と「その他の関心事」について話し合われる。
今年の香港総会は、HSBCの個人株主で、香港を拠点とする投資家グループを率いる呂宇健氏が同社の分割を求めたことを背景に開催される。
同氏による2番目の株主提案は、HSBCに対し、少なくとも年間0.51米ドルに相当する新型コロナウイルス流行前の配当水準回復を要求。22年に支払われた配当は0.32米ドルだった。
HSBCの広報担当者は「取締役会はこれら2つの提案について、会社や株主にとって最善の利益とはならないため、反対票を投じることを株主に推奨する」と表明。「われわれは現在の戦略がリターンを得る上で最も迅速かつ安全で価値ある方法であることを引き続き明確にしている」と述べた。
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