- 2023/04/04 掲載
少子化対策へ信託普及を=梅田信託協会長が就任会見
信託協会の梅田圭会長(みずほ信託銀行社長)は4日の就任記者会見で、少子化対策につながる信託商品の普及に取り組む考えを示した。教育資金贈与信託や結婚・子育て支援信託といった商品の販売件数が増加しているものの、知名度はまだ不十分と指摘。「信託が果たすべき役割は大きい。一層の利用促進に注力したい」と強調した。
米シリコンバレー銀行の経営破綻やスイス金融大手クレディ・スイスの経営不安などで、金融システムの不透明感が増している。梅田氏は「国内の金融機関は万全の体制が構築できている」とする一方、「かなり鋭敏にアンテナを広げる必要がある」として、金融不安が国内にも連鎖していくことへの警戒感を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える信託協会の梅田圭会長=3月23日、東京都千代田区
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