- 2023/04/04 掲載
英中銀、想定より早期の利下げ着手必要に=テンレイロ委員
「金利は高水準になっており、インフレ率の大幅なアンダーシュートを避けるには、より早期、より急ピッチの反転が必要になると予想する」と述べた。
英中銀は先月、政策金利を0.25%ポイント引き上げ4.25%とした。テンレイロ氏を含む2人が据え置きを支持した。
テンレイロ氏は民間給与の伸びが過去数カ月大幅に鈍化しており、労働市場の冷え込みの兆候が見られると指摘。インフレ率は目標の2%を大きく下回るとの見方を示した。
「政策金利が一段と制約的な領域に入っており、中期的にインフレ目標を達成するためには、より緩和的なスタンスが必要だと考える」と述べた。
同氏は講演の大半を中銀の量的緩和と量的引き締めプログラムの説明にあてた。現在実施中の債券売却を金融引き締めの積極的な手段として用いていないとし、量的緩和を「マネープリンティング」と見なすことには異論を唱えた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR