- 2023/04/05 掲載
米エクソン脱炭素事業、10年後には数千億ドルの収入源か=CEO
投資家との会合で、エネルギー転換戦略の狙いを説明。炭素削減に取り組む顧客との長期契約により、商品価格の変動に左右されにくい企業になる見通し。
エクソンが設立して2年になる「低炭素ビジネスソリューション」部門のプレジデント、ダン・アマン氏は「この事業はエクソン・モービルの基本的な事業とは、かなり異なるものになるだろう」と説明。このビジョンがどの程度早く実現するかは、カーボンプライシングに対する規制や政策支援、温室効果ガス排出削減コストなどにかかっているとした。
同業他社とは異なり、エクソンは太陽光や風力などの再生可能エネルギーとは距離を置いている。同社のエネルギー転換計画は自社の事業から排出される炭素の削減に重点を置いており、その実行に向けて2027年までに100億ドルを費やす方針だ。
エクソンは炭素回収、水素、バイオ燃料に取り組んでいる。
4日には、リンデと長期契約を締結したことを発表。脱炭素に積極的な企業のポートフォリオに新たな顧客が加わった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR