- 2023/04/05 掲載
米医薬大手J&J、89億ドル支払いで和解 ベビーパウダー訴訟
J&Jはベビーパウダー訴訟の負担を本社から切り離すため子会社「LTLマネジメント」を設立した直後、同社が連邦破産法11条の適用を申請したが、裁判所は1月に却下。J&Jは今回、和解案を含めた形でLTLの破産法適用を改めて申請した。J&Jは、約6万人の原告が提案に合意していると発表した。
原告側弁護士によると、新たな和解案では、破産に伴い設立される信託から原告に支払いが行われる。
ベビーパウダーなどJ&J製品を巡っては、原料のタルク(滑石)が発がん性を持つとして大規模な集団訴訟が起こされた。J&Jはタルクを含む製品は安全で、発がん性はないとの立場を変えていない。
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