- 2023/04/05 掲載
フィッチ、サウジを「A+」に格上げ 良好な財政を評価
世界最大の石油輸出国のサウジは石油以外の分野の振興を図っているが、フィッチによると2023─24年の歳入の約60%は石油関連となる見込み。
フィッチは「今回の格上げは、財政、経済、ガバナンスの改革を徐々に進めるという方針を前提としている」と指摘。「石油への依存、世界銀行のガバナンス指標の弱さ、地政学的ショックに対する脆弱性が依然、相対的な弱点だが、これらに改善の兆しが見られる」と述べた。
フィッチによると昨年の財政収支均衡水準は1バレル当たり86ドル。北海ブレントは5日、85ドルを上回る水準で取引されている。
昨年は原油高を受けて歳入が31%増加し、財政収支は約10年ぶりに1039億リヤル(276億8000万ドル)の黒字となった。
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