米テスラ、米国で再び値下げ　需要喚起狙い

[７日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは、米国で再び値下げを実施したことをウェブサイト上で６日明らかにした。景気が減速する中、値引き路線を強化した。

値引き率は「モデル３」の上位グレード「パフォーマンス」が最も小幅な１．９％で、「モデルＳ」の「ベーシック」グレードは最も大幅な５．６％となった。同社からコメントは得られていない。

イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）はこのところ、需要喚起のために値引きに注力する考えを繰り返し示しており、１月の世界的な値下げによる受注押し上げ効果が出ていると述べてきた。

モデルＳはベーシックの価格を５．６％引き下げて８万４９９０ドルとし、パフォーマンスグレードの加速性能が高い「プレイド」は４．５％引き下げて１０万４９９０ドルとなった。

モデル３はパフォーマンスとベーシックのどちらも１０００ドル値下げし、それぞれ５万２９９０ドル、４万１９９０ドルとなった。