- 2025/05/14 掲載
米マイクロソフト、3%人員削減へ AI以外でコスト抑制=報道
報道によると、人員削減はあらゆる職階と地域で行われる。同社が2023年に1万人の従業員を削減して以来、最大規模となる見込み。マイクロソフトのコメントは得られていない。
大手IT企業は人工知能(AI)を主要な成長エンジンと見なし、新技術への投資を積極的に進める一方で、利益率確保のため他分野でのコスト削減を進めている。
マイクロソフトはクラウドコンピューティングサービス「Azure(アジュール)」で予想を上回る成長を達成する一方、AIインフラの拡張コストが収益性を圧迫している。1─3月期の全体の粗利益率は69%で、前年同期の70%から低下した。
DAデイビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は、報道された動きはマイクロソフトがAI投資の強化によって生じた利益率への圧力を「非常に厳密に」管理していることを示していると指摘。「マイクロソフトが現在のレベルで投資を続けると、資本支出による減価償却費の増加を補うために毎年少なくとも1万人の人員削減が必要になると考えている」と語った。
マイクロソフトの昨年6月末時点の従業員数は合計22万8000人。そのうち12万6000人が米国に拠点を置いていた。
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