- 2023/04/07 掲載
経営者、不透明感で正規雇用に慎重姿勢=ロバート・ウォルターズ
最近の銀行危機や物価高騰、金利上昇を受けて世界経済の成長鈍化に対する不安が強まり、企業が採用計画見直しを迫られている構図だ。
創業者ロバート・ウォルターズ氏から最高経営責任者(CEO)の職務を引き継ぐトビー・ファウルストン氏は、ハイテク業界の雇用情勢に関しては昨年の「過剰採用」を経て「調整局面」に向かっていると指摘。「特にこのセクターでは、この要因がある程度の減速をもたらしているのは間違いない」とロイターに語った。
それでもファウルストン氏によると、ハイテク業界を解雇された後に就職活動をしている人材を他の業界の経営者が積極的に採用する動きも出ている。新型コロナウイルスのパンデミック以降、学生を続ける人や早期退職者の増加、転職者の減少によって労働力人口が縮小していることが背景にある。
また同社のアラン・バナタイン最高財務責任者(CFO)は、金融サービス業界の規制強化でリスク対応や法令順守の幹部職に対する需要が高まっていると述べた。
*内容を追加して再送します。
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