- 2023/04/15 掲載
米小売売上高、3月は1.0%減 2カ月連続のマイナス
2月分の数字は0.2%減と、当初発表の0.4%減から上方改定された。
3月は前年同月比で2.9%増加した。
BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サール・グアティエリ氏は「米消費動向は減速しつつあるが、どの程度がこれまでの活発な支出からの反動なのか、基調的な脆弱性なのかは不明」とし、「逆風が優勢となり始め、年央にかけ消費と経済双方が小幅縮小すると引き続き想定している」と述べた。
3月の減少は多岐にわたり、自動車・部品は1.6%減、家具は1.2%減、家電・電化製品は2.1%減、建設資材・園芸用品は2.1%減、衣料品は1.7%減。
一方、ネット通販などの無店舗小売は1.9%増、スポーツ用品・趣味・楽器・書籍は0.2%増、小売統計に唯一含まれるサービス部門の飲食店も0.1%増。
自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.3%減。2月は0.5%減少していた。
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